1ヶ月間北米とヨーロッパを旅した時のこと ー モントリオール編① ー
私が絵を描くことを好きでいられた理由
小さい頃から絵を描くのは好きでしたが、昔の絵を見ると決して上手くはなく、今見ると思わず目を背けたくなるようなものもあります。
恥ずかしすぎて。笑
しかもその絵を描いた時の自分は「上手く描けた!\(^^)/」って思っていたりしました。笑
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、私が絵を描くことをずっと好きでいられたのは、そんな下手な絵でも、褒めてくれる人がいたから。
好きでいられたから続けることができて、その結果少しずつ上達することができました。
特にデジタルで絵を描き始めてからネットで知り合った方々には、いつも温かい言葉をかけていただいて、可愛がっていただいて、今でも本当に感謝しています。
私がデジタルで絵を描き始めたのは、小学校6年生くらいの頃。
その頃はまだパソコンが家庭に普及し始めたくらいだったのですが、うちの母が新しいもの好きだったので、家には比較的早くパソコンが来ました。
それからはわくわくが止まらなくて、Windowsプリセットのペイントで、マウスを使って絵を描いたりしていたのですが、段々物足りなくなって、PIXIAという無料のペイントソフトを使って描いたり、当時よく見に行っていたホームページのお絵描き掲示板で描いたりしていました。
その頃ポストペットのモモちゃんが大好きだったので、よく遊びに行っていたのはポストペットのファンサイト。
そこのお絵描き掲示板にもよくお邪魔していて描かせてもらっていたのですが、常連さんがいつもコメントで褒めてくれたのです。
小学生でそこに出入りしている子もほぼいなかったので、管理人さんにも常連さんにも可愛がってもらい、プリクラ交換しようとリアルでお手紙のやりとりをしたこともありました。
嬉しかったので、そのお手紙は今でも取ってあります。
今見ると当時の絵はすごく下手なのですが、それでもいつも温かい言葉をかけて下さった方々がいたから、嬉しくなって、楽しく絵を描き続けることができました。
もし、1度でも「下手くそだな」とか言われていたら、もう描いていなかったかもしれません。笑
好きなことをずっと好きでいられたのは、そいういった方たちの温かい気持ちと、優しさのおかげだな、と振り返ってしみじみ思います。
そんな環境が周りにあったことは幸運で、好きなことを好きでいられるのは当たり前ではないんだな、と感じました。
今までたくさん頂いてきた幸せや喜びや楽しさを、今度は私が返せるように。
感謝の気持ちを忘れず、素敵なものをつくって届けていきたいです*°
1ヶ月間北米とヨーロッパを旅した時のこと ー オタワ編 ー
書くことデトックス
私にとって、書いたり、話を聴いてもらったり、アウトプットすることで自己表現するのは、すごく大事だということを最近すっかり忘れていました。
それを思い出させてくれたのが、たまたま見つけたこちらの記事。
前半も共感ですが、特に後半はモヤモヤの真っ只中にいた私にすごく響きました。
”自分への癒し、つまり頭と心のデトックスの為にすることだと思って書く”
それだ…!!
ブログを書いたり、人に話したり、自分の中にあるものを外に出した時のすっきり感や、癒される感覚を思い出しました。
それをやってなかったからすっきりしなかったんだ。
日々感じたこと、ちょっとした引っ掛かり、言おうとして飲み込んでしまったこと、そんなものが気付かないうちに蓄積してモヤモヤを作り出していたのかも。
以前、本田健さんの『才能の原型チェック』をやってみた時、上位に出てきた”講演家”という原型の説明に、
”ただ、この原型を持つ人は、話すために生まれてきているので、話す機会がないと、鬱っぽくなってしまいます。 それは、エネルギーがありすぎて、外に放出しないと、うまく流れないからです。 ”
とあったのを思い出しました。
思い当たる節がありすぎる...!笑
ちなみに才能の原型チェックはこちらでできます。
6回できるので、1年とか間を空けてやると色々変わってたりして面白いです。
たった10分で、あなたの才能が見つかる!『才能の原型発見チェックシート』
振り返ると、仕事でも、気軽に話をできる人がおらず、1日誰とも話さない日もあるという職場にいた時は本当に辛くて、どうしようもなくなって最終的にメンタルクリニックに行ったことがありました。
でもその後友達と電話して話しまくったりしたら元気になった。笑
逆に管理栄養士をしていた頃、栄養士の先輩と2人で仕事をしてた時は、毎日お互いに色んな話をして、たくさん聴いてもらったし、応援してもらったりもして、仕事に行くのが楽しかった。
毎日あれ話そう、これ話そう、って考えてわくわくしてたなあ。
本当に恵まれた環境にいたんだなと転職して色々な職場で働いてみてすごく感じました。
今でも先輩方にはとても感謝しています。
それだけアウトプットすることは健康でいるためにも重要なんだなと感じました。
私のわくわくの源になってる気がする。
普段聞き役に回りがちだし、ついついインプットばかりしてしまいがちなので、意識して人に話すなり、書くなりしてアウトプットしようと改めて思いました。
話したり書いたりする中で、自分の考えが整理できたり、客観的に見られたりもするし。
自己表現大事!
そんなわけでブログでは書くことデトックスしていこうと思います。
下書きのまま保存してある記事がたくさんあるのでそれも出して行こう^^
映画『この世界の片隅に』― それでも生活を紡いでくれた人達がいたから、今がある。
以前から気になっていた映画ですが、先日友人に「すごく良いから観て欲しい!!」と強くおすすめされたので、その翌日に早速観てみました。
原作も知らず、どういう映画なのかもあまり予備知識なく見たのですが、結論から言うととっても良い映画でした*°
ほんわかほっこりする部分もあり、戦争の恐ろしさを身近に感じられる部分もあり、色々なことを感じ、考えさせられました。
戦争を題材にした映画は今まで何作も観てきましたが、今までは戦争をどこか外から見ているような感覚だったのに対し、この作品は中に入って、戦争を身近なものとして捉えられた映画でした。
その中でも印象的だったのは、
「防空警報飽きた〜」
という台詞。
戦争という状況が生活の一部になっていたことがすごく伝わってきた。
そして、あまりにもよくあることだから、地震が起きても「また地震かー」と軽く捉えてしまうことが連想された。
だけどそんな日常が一瞬で崩れ去ってしまうことがある。
今までたまたま大きなものに当たっていなかっただけで、いつ自分の身に起こるかもわからない。
非日常が日常になってしまうと、そのことを忘れてしまったりする。
海外に住んでいた時も、最初は何でも新鮮で、非日常を感じられたけど、時間が経つにつれてそれが普通になっていくし、そこにあるのは生活。
よく海外に住んでいたと言うと、刺激的で楽しい毎日を過ごしていたんだと想像されることが多いですが、実際に住んでみると海外にいるからと言って毎日が刺激的になるわけではなかったりします。
どんなに新しい環境でも、初めてのことでも、次第に慣れていき、それが普通になる。
人間の適応能力ってすごいなと思うし、同時に慣れって怖いなとも思う。
よく”初心を忘れない”と自分を戒めるために言いますが、敢えて言うということは、それだけ普通は忘れてしまうものなのかなとも思います。
今当たり前のように生きて、生活しているけど、今があるのは、過去にこれだけ辛い経験をして、絶望を感じながらも、日々を生きて紡いで来てくれた人達がいたからこそなんだな、というのを映画を観ていてすごく感じました。
諦めずに復興してきてくれた人達がいたから、今こうして豊かに暮らしていられる。
そういう実感が身体にじんわり染み渡るように広がっていき、涙もじんわり。
傷つきながら、痛みを抱えながら、それでも前を向いて毎日を生きていく人々の強さに感動したし、心から尊敬します。
そしてクラウドファンディングによってできた映画というのをエンドロールで知ってそこにも感動でした。
それでもまたきっとこの感覚を忘れてしまうから、思い出せるように、時々観返したい映画。
そして多くの人に観て欲しい映画です。
1ヶ月間北米とヨーロッパを旅した時のこと ー トロント編 ②ー
突然の悲劇から始まったトロント滞在ですが、天気に恵まれ気分も回復!
2日目からは元気に観光できました。
トロントアイランド
トロント2日目の行先は、オンタリオ湖に浮かぶ島トロントアイランド。
次にトロントに来たら絶対行こうと決めていた場所です。
というのも、大学4年の頃、短期留学で初めてトロントに来た時に、語学学校のアクティビティ担当の先生がおすすめと言っていた場所だから。
本当はその時に行きたかったのですが、滞在していたのが1月から2月の寒い時期で、先生も「冬に行っても何もないから暖かい時期がおすすめ」と言っていたので、結局行かなかったのです。
なのでこの日は1日トロントアイランドでのんびりすることに✧*。
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